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12年春モデルのレッツノート発表記念イベントに参加して、新モデルNX1に触ってきました。ここではNX1の特徴・使用感などについて詳しくレビューしたいと思います。
12.1インチ液晶を搭載したコンパクトノート。同じ12.1インチ液晶を搭載したモデルとしてSX1が用意されていますが、NX1が光学ドライブ非搭載なのに対し、SX1は光学ドライブ搭載モデルとなっています。またSX1にはSSD搭載モデルが設定されていますが、NX1はHDD搭載モデルのみとなっています。
NX1では、従来のモデルであるS10に比べて、約30%の薄型化を実現しました。これまでレッツノートといえば分厚かったのですが、今回のNX1は、極薄!とまではいきませんが、従来に比べてスリム化されました。
それでいて、
・高さ76cmから落下させても壊れない
・100kgf加圧振動試験にパスしているため、満員電車でも安心
という、従来モデルと同じタフさも確保しています。
薄くなったので、すごく持ちやすいですね。かばんからの出し入れもしやすくなっています。
またレッツノートの代名詞である天板のボンネット構造も、従来より厚みがなくなりました。以前のモデルでは、ボンネットが際立っていましたが、このNX1ではなだらかになっているのがわかります。
すごいのは、これまでのモデルよりもボンネットの厚みを薄くしつつ、一部分のみを補強することで、従来と同じ強度を保っている点です。
またデスクトップ並みの19mmのキーピッチを確保しているため、非常に打ちやすい。快適に入力作業を行うことができます。
ブラインドタッチも問題なく行うことができます。
キーボードは、キーの左上と右下の角に丸みをつけたリーフ型キーボードを採用。指がひっかかりにくくなり、打ちやすさが向上します。実際に入力操作をしてみましたが、すごく打ちやすいですね。
ファンクションキーは小さめですが、上の方にいくにつれてちょっと高くなるよう設計されており、より押しやすくなっています。ただ、半角/全角キーが左から2つ目に配置されており、通常のキーボードと異なる位置にあるので、慣れるまでは注意が必要です。
液晶は12.1インチを搭載。光沢なしのノングレアパネルを採用しています。光沢ありのグレア液晶と比べるとビビッド感がありませんが、照明などの映り込みが発生しないため、使い勝手はいいと思います。
斜めから見ても映り込みが発生していないのがわかると思います。
このNX1でjは、12.1インチというコンパクト液晶でありながらも、1600×900ドットという最大解像度を実現。これまでのモデルよりも広い表示領域を確保できるため、複数のウィンドウを並べて表示できるようになり作業効率がアップします。
パナソニックのHPを表示したところ。表示領域がすごく広いのがわかると思います。また表示自体もすごく綺麗ですね。文字のにじみもないし、動画もメリハリがあってとても鮮明です。
またWebカメラも搭載されました。
会場では、Webカメラのデモも実施されていました。これで離れた場所にいる人とビデオチャットすることが可能です。
液晶は、本体と水平になるまで傾けることができます。
NX1では、かんたんに取り外すことのできる天板カバーが用意されています。用意されているカバーは、ブルー、レッド、ホワイトの3色。気分を変えたいとき重宝しそうです。
NX1では、通常のACアダプタのほかに、ミニACアダプタも標準で同梱されるようになりました。これにより、家での充電では通常のアダプタを使用し、鞄には常にミニアダプタを入れておくという使い方ができるようになります。これならアダプタの入れ忘れも防げるし、アダプタ自体も軽くなっているので持ち運びも楽です。これは、ユーザーからの声に対応する形で実現したそうです。
左がミニアダプタ(約110g)、右が通常のアダプタ(約200g)です。ミニアダプタの方が一回り小さく、重量も軽くなっています。
すごくコンパクトですね。
通常のACアダプタは、常に充電可能ですが、ミニACアダプタの場合、電源オフ時のみ充電可能という制限があるので注意が必要です(スリープ状態、休止状態でも充電可能)。
NX1に装着できる2種類のバッテリも展示されていました。写真の上が軽量バッテリーパック、下が標準バッテリーパックです。NXではどちらのバッテリーパックも付属しています。
標準バッテリを装着した場合、約16時間駆動可能です。これだけ駆動してくれれば、外出先でバッテリの残量を気にする必要がないですね。
軽量バッテリーパックの場合、約8時間の駆動が可能です。より軽い構成で、外出先でそれほど長時間使用しない場合には軽量バッテリーでも十分だと思います。
上のモデルが軽量バッテリを装着したレッツノート、下のモデルが標準バッテリを装着したレッツノートです。標準バッテリを装着すると、ちょっと奥に出っ張る形になるのがわかります。
あと興味深い機能として、パソコンの電源オフ時でもUSB接続することでスマートフォンを急速充電できる機能が挙げられます。レッツノートのバッテリは大容量ですから、こうした蓄電池としての活用法もいいですね。対応機種などについてはパナソニックのWebページを参照してください。
レッツノートの直販サイトであるMy let's倶楽部では、シルバーだけでなくブラックカラーのボディも選択できます。また天板のカラーリングも多彩です。あと店頭モデルよりも、高性能なCPUが選択できたりするのでレッツノートを検討している方は一度アクセスしてみることをおすすめします(「レッツノートを直販で購入するメリット」もチェック)。
マシンの性能を示すWindows エクスペリエンスインデックスの値を使ってパフォーマンスを確認してみました(各項目の最高値は7.9)。
レッツノートNX1に触ってみた感想は次のとおり。
以上のとおり、NX1は、外出先で頻繁に使用するヘビーユーザーのニーズに応える仕上がりになっています。価格が19万5,000円程度とちょっとお高めなので、コストよりも性能、堅牢さ、軽さ、バッテリ駆動時間を重視する人にお勧めです。
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