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SZシリーズは、 光学ドライブを搭載した12インチノートとしては世界最軽量となる929gを実現した軽量モデル。性能/スペック/インターフェイス/軽さで妥協したくない人向けのハイパフォーマンスノートに仕上がっています。
SZシリーズの最新モデルはSZ6(2017年秋冬モデル)です。
イベントでSZシリーズに存分に触ることができたので詳しくレビューしたいと思います。
【レッツノート店頭モデルの比較】
レッツノートシリーズ(RZ/XZ/SZ/LX)の違いについては、レッツノート比較ページを参照してください。
SZは、光学ドライブ搭載のもっと軽いモデルが欲しい、というユーザーの声に応えて登場しました。
SZシリーズの最大の特徴は、その圧倒的な軽さ。光学ドライブを搭載した12インチノートとしては世界最軽量となる929gを実現しています(光学ドライブを非搭載モデルとすることで、約80g軽量化したSZ最軽量モデルが用意されています。こちらの重さはわずか849gです)。
ビジネスでのDVD利用機会が多い/ドライブ内蔵の安心感から、ユーザーのドライブ内蔵へのニーズが高いと判断し、徹底的な軽量化を図ることにしたそうです。
実際に持ってみたところ、やっぱりすごく軽い!これなら外に持ち出すのも苦にならないだろうな~
担当者の方に持ってもらったところ。コンパクトなデザインになっているのがわかります。
この軽さなので片手で軽々持つことができます。
イベント会場には計量器も用意されていたので、重さを量ってみました。
確かに1kgを下回る重量を実現しています。
会場には、歴代のレッツノートシリーズの重量が一目でわかるような展示もありました。
一番右がSZ、その左側がSXです。
またSZに詰め込まれたテクノロジーがわかる展示もありました。
トップケースに無数の穴が開けられていますが、これは徹底的な軽量化を図るためです。
天板には、レッツノート伝統のボンネット構造を採用。
厚みは25.3mmあるので、結構分厚いですね。でもその分持ちやすいです。
横から見るとこんな感じ。
液晶を開いてみたところ。
カラーリングはブラックとシルバーを用意。
ブラックは落ち着いた印象を与えます。
並べたところ。
SZシリーズでは、最新の第7世代Core i5/7プロセッサ搭載モデルを選択可能。性能を高めているうえに、省電力化も図られています。
エントリーモデル (CF-SZ6PDYQR/ CF-SZ6PDKPR) |
ミドルモデル (CF-SZ6PDLQR) |
ハイエンドモデル (CF-SZ6QDAQR/ CF-SZ6QFMQR ) |
|
カラーリング | シルバー | シルバー | シルバー/ブラック |
OS | Windows 10 Home/ Windows 10 Pro |
Windows 10 Pro | |
CPU | インテル Core i5- 7200U | インテル Core i7- 7500U | |
メモリ | 8GB | 8GB | |
ストレージ | SSD 256GB/HDD 1TB | SSD 128GB | SSD 128GB+HDD 1TB/ SSD 256GB |
光学ドライブ | 非搭載/ DVD |
DVD | DVD |
重量 | 0.849kg(光学ドライブ非搭載)/ 1.02kg(光学ドライブ搭載) |
0.929kg | 1.125kg/ 1.05kg |
バッテリ駆動時間 | 約14.5/12時間 (付属バッテリーパック(S)装着時) |
約14.5時間 (付属バッテリーパック(S)装着時) |
約18時間/ 約22時間 (付属バッテリーパック(L)装着時) |
LTE対応 | - | - | 対応モデルあり |
Office | Microsoft Office Home and Business Premium | Microsoft Office Home and Business Premium | Microsoft Office Home and Business Premium |
メモリは8GBを搭載。ストレージは、HDDに加えて、高速アクセス可能なSSDも選択できます。
インテルCore i7+8GBメモリ+SSDの構成にすれば、かなり快適に処理できるでしょうね。
光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブのみを選択可能。ブルーレイドライブは選択できません。非搭載モデルも選べます。
バッテリ駆動時間は非常に長いです。HDDを搭載したモデルでも約12時間、SSD搭載モデルの場合、約14.5時間を確保。大容量のバッテリーパックLを装着したモデルの場合、最大で約22時間の長時間駆動を誇ります。
これなら外出先でもバッテリ残量を気にしなくて済みますね。
液晶は12.1インチパネルを搭載。光沢なしのノングレアパネルを採用しています。照明などの映り込みが発生しないため、使い勝手はいいです。
明るくて非常に綺麗な表示です。
最大解像度は1920×1200ドット。縦横比は16:10。
フルHD対応の1920×1080ドットに比べて縦方向に長いため、表示領域が広く、作業効率をアップできます。
視野角も広く、かなり斜め方向から見ても表示をはっきりと確認できます。
SXのキーボードは、デスクトップ並みの19mmのキーピッチを確保しているため、窮屈さはありません。また、2mmのキーストロークを確保しているため、打鍵感もしっかりとあり、非常に打ちやすいですね。
コンパクトノートですが、キーボードのつくりはすごくしっかりしています。
リーフ型のキーボードを採用しており、キーの左上と右下の角に丸みをつけているため、指がひっかかりにくくなり、打ちやすくなっています。これなら誤入力を減らせそうですね。
右下にあるカーソルキーも独立したタイプのため押しやすくなっています。
キートップはレーザー印刷になっているため、印字がかすれにくくなっているとのこと。どこまでも実用性にこだわったつくりになっています。
実際に入力操作をしてみましたが、非常に打ちやすいです。ブラインドタッチも問題なく行うことができます。
丸形のホイールパッドも非常に使いやすいです。
左側面部。VGA端子とLAN端子を配置。
右側面部。USB 3.0×3(うち1つはUSB充電ポートを兼ねる)、HDMI端子、ワイヤレススイッチ、電源端子が配置されています。
映像出力端子として、HDMIに加えて、レガシー端子であるVGA端子も搭載しているのはうれしいですね。まだビジネスシーンでは、VGAしかないデバイスへの接続が必要になるケースもあるでしょうから。このあたりパナソニックのこだわりを感じます。
前面部。写真左から順に、ステータスライト、光学ドライブ、ヘッドホン端子、SDメモリーカードスロット、電源ボタンが配置されています。
光学ドライブは、前方向にせり出してくるタイプです。
軽量化のため、光学ドライブのパーツに穴が開いているのが見えます。
光学ドライブ非搭載モデルの場合はこんな感じ。
底面部。バッテリは取り外し可能です。
ACアダプタもコンパクトです。
手の平に収まる大きさ。これなら携帯しやすそうですね。
SZシリーズの一部のモデルには、Xi(LTE)対応モデルが用意されています。
NTTドコモの通信サービス「Xi」(LTE)対応のモジュールを内蔵しており、受信時最大100Mbps/送信時最大37.5Mbpsの快適なデータ通信が可能です。
LTE対応モジュールを内蔵することにより
・いちいち外付けの通信機器を持ち歩いて/接続する必要がない
・外付け通信機器のバッテリの減りを気にしなくても済む
というメリットがもたらされます。
使いたいときにすぐ接続できて、バッテリの減りを気にしなくてもいい、というのはありがたいですね。
確認済みのMVNOサービスは、Pana StoreのWonderlinkのみですが、担当者の方の話によると、NTTドコモの回線を使用しているので、NTTドコモ系のMVNOサービスなら基本的には利用できるとのこと。なので、すでにNTTドコモ系のMVNOサービス(IIJ mio/DMM Mobile/NifMoなど)を利用しているのなら、そのままレッツノートにSIMカードを差して利用することが可能だそうです(実際に利用する際は自己責任で御願いしますm(_ _)m)。
挿入できるSIMカードはnanoサイズのみ。
レッツノートといえば、タフさ/頑丈さが身上。SZでは軽量化が図られていますが、従来のタフさも兼ね備えており、安心して使うことができます。
上に示したような多彩なテストに合格しています。
衝撃/落下などの万が一の事態にも対応できるだけでなく、長期間使用していても故障が発生しにくいため、長く継続して使うことができます。
確かにレッツノートは価格が高めなのですが、故障/破損の可能性が低いため、TCO(総所有コスト)を引き下げることが可能。結局は安く使うことができます。
YouTubeにSZの各試験の動画がアップされています。
レッツノートは、店頭モデルに加えてWeb限定カスタマイズモデルも用意されています。
各モデルのスペックの違いを比較すると次のとおり。
モデル | 店頭モデル | パナソニックストアWeb限定カスタマイズモデル | |
通常エディション | プレミアムエディション | ||
OS | Windows 10 Home 64ビット/ Windows 10 Pro 64ビット |
Windows 10 Pro 64ビット | |
CPU | Core i5-7200U/ Core i7-7500U |
Core i5-7300U vPro | Core i7-7600U vPro |
メモリ | 8GB | 8GB | 8/16GB |
ストレージ | HDD 1TB/ SSD 128GB+HDD 1TB/ SSD 128GB/256GB |
SSD 256GB/512GB/1TB SSD128GB+HDD1TB |
SSD128GB+HDD1TB/ SSD256GB/512GB/1TB |
光学ドライブ | DVD/非搭載 | DVD | 非搭載/DVD/ブルーレイ |
Xi(LTE)対応 | △ (対応モデルあり) |
△ (対応モデルあり) |
△ (対応モデルあり) |
保証 | 1年保証 | 3年保証(標準) or 3年特別保証プレミアムサービス(オプション) (盗難にも対応) |
3年特別保証プレミアムサービス (盗難にも対応) |
店頭モデルとWeb限定カスタマイズモデルの違いは次のとおり。
●標準で3年の保証が付いている。プレミアムエディションの場合には、盗難にも対応できる特別保証プレミアムサービスが付いている
故障 | 破損 | 火災/ 落雷 |
台風/ 洪水 |
水漏れ | 盗難 | |
3年保証 | ○ | × | × | × | × | × |
3年特別保証 プレミアムサービス |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
●プレミアムエディションの場合、大容量の16GBメモリ搭載モデルを選べる
●ブルーレイドライブを選択できる
充実した保証に魅力を感じる人、大容量メモリ/SSDで快適に作業したい人はWeb限定カスタマイズモデルがお勧めです。
*レッツノートSZシリーズWeb限定モデル(通常エディションとプレミアムエディション)の詳細な比較については、SZシリーズ直販モデルの比較ページを参照してください。
以上、レッツノートSZ6についてレビューしました。特徴をまとめると次のとおり。
SZ6は、外出先でバリバリ作業をこなしたいヘビーユーザーのニーズを満たしたモバイルノートに仕上がっています。完成度は凄く高いですね。この軽さで光学ドライブを搭載しているのもグッド!
価格にこだわらず、性能、堅牢さ、軽さ、バッテリ駆動時間を最重要視する方にお勧めです。
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